乳がん経験者向け人工乳房・乳房補整具のレリエンスメディケア

装着・お手入れ

人工乳房の装着方法・接着強化剤の使い方・お手入れ方法

装着式人工乳房「メディケアブレスト」の裏面(接着面)は、ヌーブラのように粘着力がありますので、日常生活でお使いいただく際は、何もつけずにお肌にピタッと貼り付けることができます。

ただし、温泉入浴やジムでの運動で使う場合には、お肌から外れたり、ズレたりしないよう、接着強化剤(人工乳房と同じ素材のシリコーン100%)を人工乳房のフチ周りに塗ってからお肌に装着します。入浴中、水の中でもしっかりとお肌に付きます。

また、乳房摘出手術によって地肌にくぼみ等がありますと、お肌と人工乳房との間に隙間ができることでお肌と密着しないことがあります。
そういった場合にも、密着しない部分に接着強化剤を塗ってあげることで、お肌から剥がれたりしなくなります。
適度な接着力ですので、『接着力が強力すぎて肌から外すときに痛い!』といったことがありません。

装着式人工乳房(完全注文フルオーダー・セミオーダー・規格品)のご購入1点につき、付属品として接着強化剤1点をお付けします。

人工乳房の装着方法・接着強化剤の使い方・お手入れ方法
装着式人工乳房メディケアブレストの装着方法

人工乳房の装着方法

  1. 鏡で自分の胸を見ながらバランスの良い位置にそっと貼り付けます。
  2. ブラジャーをつけます。
  3. ブラジャーの下ライン(イラストの赤い部分)が左右同じ高さか確認します。
  4. 服を着てシルエットがきれいに出ているか最終確認します。
装着式人工乳房メディケアブレストの接着強化剤使用方法

ブラジャーの中で装着する際に付きが悪い場合

  1. 肌からはがれやすい縁の部分の裏面に、容器のハケを使って接着強化剤を塗布します。塗る場所は縁から周囲2センチ幅の部分だけです。ハケの代わりに指先を使って伸ばしながら塗っても構いません。
  2. 人工乳房裏側に塗った接着強化剤は、5分ほどそのまま放置し、完全に乾燥させてください。乾燥が不十分ですと、付きが悪くなって装着中に肌から外れる原因となります。
  3. 乾かしましたら接着強化剤を塗った部分を指先で触り、接着力が十分出ていることを確認してから地肌に貼りつけます。貼る位置を変えたい場合は、貼り付けてすぐであれば貼り直しができます。
  4. 人工乳房をはがす際は、肌からゆっくりと取り外します。製品周囲の薄い部分を傷めることがないよう、お肌と人工乳房の周囲縁周り(羽根)の間に、『ビオレ-ふくだけコットン-うるおいリッチ』等のシートをすべり込ませながら、地肌からゆっくりとはがしていきます。
  5. 粘着物を取り除きます。地肌に残った接着強化剤の粘着物は、『ビオレ-ふくだけコットン-うるおいリッチ』等のシートで、きれいにふき取ってください。シートで取れない場合、ナイロンタオル等でこすって無理に取ろうとしないでください。時間をおいて翌日に取ると、取りやすくなります。
装着式人工乳房メディケアブレストのお手入れ方法

人工乳房のお手入れ方法

  1. 使用後は毎回、人工乳房の裏面を洗います。スポンジにお皿を洗う中性洗剤をつけてよく泡立てたら、スポンジを絞り人工乳房の裏面に泡を乗せます。
  2. 手のひらと指でなでるように優しく洗います。
  3. 水洗いで洗剤を落とします。
  4. 洗い終わったら、裏面を下向きにしてワックスペーパーの上に乗せ、自然乾燥させます。

温泉入浴・運動の際の接着強化剤の塗り方

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